小倉・博多お墓参りの旅

休日に九州旅行に行こう!計画から実施までの記録

2年前の夏に北九州市小倉と福岡市博多方面へ旅行に行きました。期間は3泊4日で、主な目的は小倉にある母方の墓参りです。そのついでに少し足を伸ばして博多で美味しいものを食べ、柳川で川下りし太宰府天満宮にも行ってみようということになり家族で計画し、私、父そして母の3人で行きました。出発地点は大阪で、新大阪?小倉へは新幹線で行き、小倉から博多、そこからの南下にはローカル線を使いました。そう遠くではなく、日数もたっぷり余裕をみてとったため疲れず楽しい旅になりました。

小倉城.jpg

先ずは小倉に着いた後直ぐに墓参りに行きました。近くにあるサンマルクレストランで昼食を取りました。黒原にある店で、サンマルクは大阪にもありますが高級住宅地にあるこの店は雰囲気が良く味もより美味しく感じます。夜は稚加栄という生簀がある店で夕食をとりました。お魚と明太子の懐石を食べましたが大変美味しかったです。店の雰囲気も竜宮城のようで気に入りました。

次の日は昭和の風情が残る旦過市場に行き、ここでは丼一杯もって魚屋さんや肉屋さん、総菜屋さんのおかずを丼ごはんの上に乗っけて食べるシステムがあり、ランチは旦過市場三昧を楽しみました。そのあと博多へ移動し、夜は屋台で豚骨ラーメンを食べたあと鉄板餃子を食べて、九州は本当にご飯が美味しいなあと実感しました。翌朝宿泊ホテル近くにある博多大仏に行き胎内巡りをして楽しかったです。そのまま柳川に移動し川下りをし、夕方は太宰府天満宮に参りました。梅餅は普通でした。

小倉ではやはり旦過市場が印象的で、ここは映画の撮影に使われる程昭和のレトロ感が残っており、建物自体も今では珍しく、近隣にも下町風情が残っていて楽しく散策できました。夕食を食べた稚加栄も魚を頼むと生簀から新鮮な魚をとって捌いて出してくれて味も美味しかったですが、何よりパフォーマンスとして見ていて楽しめたのでおすすめの店です。博多では博多大仏の胎内巡りがシュールで面白かったです。天国や地獄のレリーフは子供が見たら不気味で怖いかもしれませんが大人の私たちには興味深く楽しかったです。

柳川の川下りも、緑のカーテンを抜けて舟が進んで行くようで、イタリアのベネチアで乗ったゴンドラやニュージーランドのクライストチャーチで経験したパンティングを想い出しゆったりと寛いできれいな景色を見ることが出来満足しました。太宰府天満宮は今まで行ったことのある北野天満宮や大阪天満宮よりも大きく、木々が力強く生えていてまるでジブリ映画の世界のようで大変良かったです。

小倉には墓参りに何度も行っているのですが、博多と博多以南へは初めてだったので、博多の夜の異様な雰囲気に圧倒されました。特に中洲の辺りは個人的には新宿歌舞伎町よりも怖かったです。大阪で見かけるようなわかりやすい派手な装いのチンピラではなく、北野武のヤクザ映画に出てくるような黒いスーツのスマートな出で立ちのいわゆるアッチ系の方々を道の狭間に見かけ、本物といった風貌でやや身の危険を感じました。また、地理的に他のアジアの国が近いからか、中国や韓国からの旅行者または夜の仕事をしていると見受けられる人達が沢山いて、ちょっと怖く感じました。また、柳川に行った時も乗ったタクシーや街中に「暴力団撲滅キャンペーン」等と書かれたポスターや広告があり、北九州地域はそちらの方達が多いという噂は本当だったんだなあと実感し怖くなりました。タクシーの運転手さんにそれとなく聞いてみると発砲事件もあるらしく、旅行ならいいけど住むのはちょっと怖そうだなと感じました。でも美味しい料理が多く、活気があり人間味あふれる感じが私は大好きです。

月, 11月 19 2018 » »