友人と大分、臼井にやってきた

休日に九州旅行に行こう!計画から実施までの記録

友達と二人でホリデー 日帰り旅行に行ったのがとても楽しかったので、少し遠出したいね、と話し合って大分県臼杵市をめぐるツアーに参加しました。臼杵市は城下町としていくつか観光スポットがあり一度訪れてみたいと思っていましたが、小さな町なので、自家用車で狭い道を通る自信がなかったためツアーで参加をしました。夏に行ったのは臼杵石仏のところにある蓮池を鑑賞したかったからです。その他、味噌や醤油の醸造工場など個人では見学できない場所へも行くことができました。大分県ですが温泉はない町なので、近かったこともあり日帰りで十分楽しめました。

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臼杵石仏は磨崖仏の中で唯一国宝に指定されているもので、石に彫られた石仏の神々しさに圧倒されました。石仏の周囲には蓮池が広がっており、開花時期に合わせて訪れたので蓮の花が満開になってまさに極楽浄土のような美しさにため息が出ました。

昼食は石仏の観光センターにある「うさ味」で「黄飯御膳」という郷土料理をいただきました。黄飯(おうはん)というのは臼杵の郷土料理で黄色く色づけされたご飯です。他にごま豆腐やだんご汁など、大分らしいおかずがならんだ和食膳でした。特にとり天がからりと揚がっていておいしかったです。臼杵藩主稲葉家の下屋敷とその周辺の城下町の街並みを散策したり、味噌や醤油の醸造工場を見学したり、コンパクトな町の中で意外と新鮮な体験ができた旅行でした。

臼杵は古くから味噌や醤油の企業が多いことで有名です。工場見学で味噌の作り方などを見たあと、場所を移動して風情ある城下町の散策をしていると、創業当時の店舗を利用した直売店やカフェがいくつもあります。そのどの店にもオリジナルのソフトクリームがあって、それぞれ自社の味噌や醤油を使った変わりダネのソフトクリームになっています。

どこへ行ってもソフトクリームが必ずあるのでどれも食べてみたくなり、ツアーの他の人たちも一緒になってほとんどの店をはしごしてソフトクリームの食べ比べをしました。大人になってこんなにソフトクリームを食べることなどなかったので皆で盛りあがったことがよい思い出です。みそソフトにしょうゆソフト、かぼすソフトにさくらソフトなど様々な種類が並んでいました。臼杵せんべいにアイスがサンドされているものまでありました。

そのお店の一軒にかなり大きな猫がいて、観光客に触られても嫌がることもなくおとなしく寝そべっていました。見た目もかわいらしく人にもよく慣れているので後日ネットで検索してみると、その界隈では有名なおもてなし担当の猫ちゃんのようでした。それを知るとちょっとした有名人(猫)に出会えたようで、あとからうれしくなった出来事でした。

臼杵の町は思っていたとおり旧市内は道幅が狭く、自家用車で回るのは大変だったと思うのでバスツアーで参加してよかったです。観光バスを狭い駐車場に駐車するときには、電柱や家の軒に今にもぶつかるのではないかと乗っていてひやひやしました。運転手さんが上手に切り返してきれいに駐車できたときには、さすがプロだとバスの中から拍手が起こるほど駐車場がスリル満点でした。

臼杵石仏の蓮池にはカモがいてエサをおねだりしていました。よくあるようなお金を入れてエサを買うというボックスがあり、ひとつ買ってみようかと中をのぞくとお金を入れるところに「代金はカモのパフォーマンス次第で決めてください。」というようなことが書かれていて困惑しました。なにしろカモが期待するようなパフォーマンスをしていなかったので…。結局、相場かな?ということで100円を投入してエサを購入しカモにあげましたが、エサをもらっても特に何もパフォーマンスをしなかったカモでした。極楽浄土のような風景に思わぬ煩悩を見たようでいまだにあのカモが忘れられません。

木, 11月 22 2018 » »